カテゴリ:あーだ・こーだ・けーだとは( 3 )

このブログは、「あーだ・こーだ・けーだ」のブログです。

NEW!!
■TAP2010「100本ノック!」を舞台にプロジェクトが再始動しました。
■仕掛けたらおもしろい「取手の資源」カテゴリーをつくりました。順次アップしていきます。
■そのほか最新の動きは、この次の記事からご覧ください。


仕掛けあいプロジェクト「あーだ・こーだ・けーだ」は、2006年より開始された、作曲家・野村誠と彼が公募で選出した17組26名の参加者と、取手アートプロジェクト(TAP)スタッフによるコラボレーションの実験プロジェクトです。

「かたちにしなくていい。
かたちにしていくと、関われる隙間がどんどんなくなるんですよ」


と野村誠が語るように、
「かたちにしない」「集まっているだけでいい」「はてなを残す」などをテーマとして、即興的に繰り広げるコラボレーションを特徴としています。

2006年では、メンバーによる4回のミーティング、メーリングリスト、10日間の合宿によってプロジェクトが展開されました。拠点は駅近くの元そば屋(「あーだ・こーば」)。取手市立福祉会館で「あーだ・こーだ・けーだパーティー」を1日開催したほか、市内各所でさまざまな企画が実験されました。

その後も、BankARTでの企画「Wあつしの大運動会」、いつまでも続く記録集の作成プロジェクト、そのほか個々のたくさんのコラボレーション・プロジェクトなどがありました。

そして4年の時を経て、2010年12月、ついに再始動!

※TAP2006ACDメンバー……野村誠、相澤和広、浦田琴恵、江渕未帆、岡地史、Circle3.14、徳久ウィリアム、中島静代、NIP、Panny’s eye、深澤孝史、宮田篤、三好隆子、むっき、森政俊、森本隆彦、矢木奏、山中カメラ、TAP2006野村組スタッフ
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★あーだこーだけーだとは

★「浦田琴恵+中山亜美+山中カメラのわくわくトーク」報告1
http://downtownart.hama1.jp/e822885.html
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ほぼ時系列でご紹介しようと思います。たくさんあって、ああ大変ですね。

●おもてなしパフォーマンス「ニニン作曲」
開演まで待っているお客さんの間をWあつし考案の「ニニン作曲」で歩き回りました。
ニニン作曲とはは、今回のWあつしの大運動会で生まれ、所々に出てくる作品で、一人が目隠しして、もう一人が楽器の音で「右、左、進め、止まれ」の合図を送り、奏者が走者をコントロールする競技。

●祝賀パーティーのような会場づくりでした。
全て違う内容の9公演の空間演出は、もちろん全て違うのです。今回のACDパーティーは、ステージがあり、紅白幕。花。お客さんの椅子とテーブルが数カ所にあり、テーブルの中心には、花のように「チラシ彫刻」がありました。前日までステージ横にあったピアノは、この日になって、客席の真ん中に来ました。会場が立体的になりました。
パーティーにつきものの司会、ウグイスは江渕。

●開催に先立ち「大運動会の歌」斉唱。
Wあつし作詞作曲のこの曲では、宮田篤の絵がプロジェクションされます。毎日少しずつ違う歌詞、この日は「今日は噂のACD 呼ばれてないのに甦る」でした。メンバー全員がステージで歌いました。

●入場
ガラガラと大きな扉が開くと、BankART大賞受賞者、山中カメラと、担当のBankARTスタッフ武田あやこさんが「ニニン作曲」でレッドカーペットの上を入場。
二人とも衣装はジャージで、目隠しをした山中が武田さんの鍵盤ハーモニカで操作されながら、よたよたと客席の間を歩きました。ステージに並ぶ椅子がゴール。結婚式みたいです。
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●取手民俗博物館館長、尾崎裕太より祝辞、乾杯の音頭。
初めて付き合った女性をステファニーと呼んで振られる話を例に、初心忘れるべからず、という言葉を頂きました。

●ご歓談タイムは会場のいろんな場所でいろんなパフォーマンスをご用意。
・BGMは、Wあつし作詞作曲、野村誠編曲のボサノヴァ曲「やせたくて取手」
・尾崎裕太のSOUND GIRLは、おっぱいを触って音と映像をコントロールする作品。昨年の取手アートプロジェクト2006では、サウンドアーティストの藤本由起夫氏も絶賛。
・中島静代のナンパワークショップでは、お客さんに軟派を薦めていました。「軟派考」というテキストを、2mくらいの段ボールでできた巨大な本に書いて展示していました。本のタイトルは明朝体、中のテキストは、なんだか雑な字で。
・江渕未帆の「ティファニーキックオフ」は、K18の指輪でサッカーをしたり、噛み付いたりして今日の記念となる傷を刻むパフォーマンス。この日のために分割払いで購入した指輪です。

●祝電紹介
名古屋市美術館学芸員 角田美奈子様
取手アートプロジェクト2006野村組スタッフの皆様
ありがとうございました!

●ステージで余興
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・深澤孝史、新メンバーの高杉悦夫の二人「じぶん楽」による「ようかん問答」
羊羹がおいしい、というところからこの作品が生まれたそうです。二人の息はぴったり。

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・宮田篤の漫画を徳久ウィリアムが朗読する「漫読」。ピアノは野村誠。タイトルは「腸々婦人」昨年の取手が初公演、今回は続編でした。これは出し物として確立されてきたので、続けられるね、というようなことを野村誠氏が言っていました。

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・とうじ魔とうじ、野村誠の初共演。木綿糸を演奏するとうじ魔さんの足に、野村さんが絡み付くようにして、とうじ魔さんが履いていた靴のベルクロをパタパタ、ベリベリしてセッション。糸が切れてもセッションは続き、野村さんは万国旗を振り回しながら、ピアノを演奏をしていました。

●アート大喜利シンポジウム「BankART大喜利」
作曲家・野村誠、東京芸術大学教授・熊倉純子、特殊音楽家とうじ魔とうじ、ACDメンバーからは宮田篤、徳久ウィリアム、肉(中島静代に蹴られながら入場)。座布団運びは同じくACDメンバーのむっき、司会は同じく森本隆彦。
横浜とアート等に関するお題で、濃厚かつハイテンポなシンポジウムが進みました。
山中さんは「あなたにとって、アートとは何」というお題で「アートは、ずるい。」と述べました。
宮田さんは「他の出演者は、“これをやっている人”と呼べる人たちだが、僕はこれから何者になるのだろう。」というようなことを言っていましたね。

●野村誠考案のコミュニケーション作曲技法、しょうぎ作曲で前日に作られたACDメンバーによる曲を初演
野村誠、山中カメラ、宮田篤、中島静代、深澤孝史
宮田さんは壁をたたいたり、中島さんはいつも小刻みで大変そうな演奏を、深澤さんは貨幣の単位を叫んだりしていましたね。

●ACDパーティーが終演してから、マルトノ音頭を輪になって踊りました。
TAPスタッフの植田さんが「楽屋がそば屋だ」と言っていました。

ご来場いただいた皆さん、ほんとうにありがとうございました!

次はどこでできるかな!

(えぶち)


■そしてそして、第一回ACDパーティーの記録集がもうあとちょいちょいちょーいのちょーいくらいで完成予定です(つまり押してるんですが)。第二回にしか来られなかった方、どちらも来られなかった方、ACDを知るチャンスです。興味のあるかたは右のメニューから詳細を見てみてくださいね。

(あつし/めがね)
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