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3つ目は、井野団地のショッピングセンターエリアをご紹介します。

資源名称:取手井野団地 3街区ショッピングセンターエリア
フリガナ:トリデイノダンチサンガイクショッピングセンターエリア
所在地:取手市取手井野団地

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概要:1~5街区まである団地の中央に位置するショッピングセンターエリア。Tappinoも同じエリア内にある。遊具のある広場を商店の建物が囲んでいる。現在も数店舗が営業しており、空き店舗は井野アーティストヴィレッジ(http://www.inoav.org/)として利用されている。その他管理事務所、グループホーム、デイケアセンターなどがある。

TAPとの関わり:2010年6月、3街区の壁面塗装時期にあわせて、カラーリングのデザインを募集し「3カラプロジェクト」を実施。また、2010年7月11日(日)のTAP2010オープニングイベントにおいて、エリアを使用したイベントを開催。

使用方法:TAPスタッフまでご連絡ください。
情報提供者:TAP
更新日:2010年12月28日
記入者:芝山
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2つ目は、TAPの現在(2010年)の拠点Tapppinoの位置する取手井野団地をご紹介します。

資源名称:取手井野団地
フリガナ:トリデイノダンチ
所在地:取手市取手井野団地

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概要:昭和44年(1969年)に建てられた日本住宅公団(現在のUR都市機構)の賃貸住宅。茨城県で初めての公団住宅として管理開始。取手市内最大の団地であり翌年(1970年)取手には市制が敷かれた。取手駅から徒歩15分と交通の便がよく、幼稚園、小中学校も隣接している。平成3年(1991年)取手井野第二団地も建設され、現在2276戸に約2200世帯、約5000人(※)の人びとの生活の場となっている。(TAP2008記録集より抜粋)

※2009年4月時点、記入者注

TAPとの関わり:
2008年、取手井野団地で取手アートプロジェクト2008「―電気・ガス・水道・アート完備」開催。取手井野団地自治会、独立行政法人都市再生機構、財団法人茨城住宅管理協会、団地住民のみなさまの協力のもと、ゲストプロデューサーのみかんぐみ(建築家ユニット)、7組のゲストアーティスト、13組の公募選出アーティスト、6組の国際交流プログラムのアーティストにより、団地の部屋内や屋外の広場、公園、こども用プールにおいて作品やプロジェクトが展開された。ACDの宮田篤さんが《おちゃ感(TIME AFTER TIME TEA TIME AFTERNOON)》、山中カメラさんが《BonDance/TORIDE-SEOKSU-INO》でそれぞれ参加。
その他、2008年夏より井野団地自治会ふれあい夏祭りに毎年参加。団地のこどもたちによる山車飾り付けおよび巡行への参加、夜店+TAP紹介ブース出店のほか、盆踊り大会では、山中カメラ+むっき+ACDメンバーのコラボレーション企画《マルトの音頭》(2006年制作、マルトは、○の中にト)、取手市立取手第一中学校とのコラボレーション《INO-BRASS-ONDO》(2008年制作)が踊られている。
2009年より団地内にTAPの拠点Tappino(資源No.1参照)を構える。2009年には、江渕未帆さんが、こどもプログラムのわくわくワークショップ「ファッション・スナップin取手!~みんなのブローチ編~」で参加。

使用方法:TAPスタッフまでご連絡ください。
情報提供者:TAP
参考文献・資料:
・TAP2008記録集「取手アートプロジェクト2008 第23回国民文化祭・いばらき2008「取手井野団地―電気・ガス・水道・アート完備」」
・TAP2009記録集「TAPトラベル産直とれたてアート」
・取手井野団地自治会「井野団地入居・自治会結成30周年記念 あゆみ」 
更新日:2010年12月25日(土)
記入者:芝山
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ひとつ目は、取手アートプロジェクトの拠点、Tappinoをご紹介します。

資源名称:Tappino
フリガナ:タッピーノ
所在地:取手市井野団地3-21
アクセス:JR常磐線「取手」駅徒歩15分又はバス5分徒歩1分

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概要:TAPの事務所兼イベントスペース。トーク、ワークショップ、コンサート、上映会、企画ミーティング等に利用されてきた。火・金・土・日はラウンジとしてオープンしている。
Tappinoの名前は、「TAP」と「井野(INO)」を足して「TAPINO」としたことから由来しているとみられ、TAP2008のスタッフTシャツに「TAPINO」が使われ、「タッピーノTシャツ」と呼んでいたり、「取手蛍輪」出場チーム名として用いられた。そして、みかんぐみの作品名として《Cafe Tappino》と命名された。

設備:メイン(イベント・ラウンジ)スペース(61平方メートル)、事務所スペース、和室、シャワールーム、トイレ(洋式)、キッチン、団地のジオラマテーブル、カウンター

歩み:銀行の出張所として使用されたのち、数年間空き店舗となる。2008年に取手アートプロジェクト2008「―電気・ガス・水道・アート完備」開催時に建築家ユニットみかんぐみにより《Cafe Tappino》としてリノベーション。2009年6月より、TAP事務所として使用。

使用方法:TAPスタッフまでご連絡ください。
情報提供者:TAP
更新日:2010年12月23日(木)

※追加情報は随時アップいたします。
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2006年当時アトリエとして使わせてもらった蕎麦屋がうどん屋になっていました。
あまりに当時のままだったので、うっかり私物化しそうになりました。
なごむ…。何時間滞在したでしょう。

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作りかけのまま完成していない2006年の記録集をチェックする宮田篤。
ここで良い案が出るも、翌日また違う方向へ。。相変わらずあーだこーだしていますが、さすがにあれから4年間もあーだこーだしてきたので、かなりよく練られているみたいですよ。結局、「今までの方針で行きましょう」ですって。…さあ誰がやるんだ。

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この日、再会をしてまず最初に話し合ったことは「ACDでつらかったこと」…って。いきなりなんというテーマ。
それぞれの立場から意見しました。当時、誰も全貌を見ることはなかったのです。
アーティストよりも当時のスタッフの方が人数多く出席していたため、スタッフ目線のトークがはじける。予算のことが大半。ヤノベケンジ氏のプロジェクトが予想外に巨大化し、野村誠氏のプロジェクト(ACD)は、プロジェクトそのものが予想外だったため、スタッフは大変だったようです。

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宿泊先のE邸で彼らのコラボ「らくがっき」を披露する野村誠と宮田篤。

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合宿しているの図。寝る直前まで、あーだこーだ言っていました。
全国各地に散らばって来られないメンバーに、片っ端から電話をかけて話したりしました。

翌日12/5の野村誠トークの様子と、ACDのこれからは、以下を見てみてね。

TAP2010ブログ(写真があがってます)
http://blog.toride-ap.gr.jp/none/2010/1207-2794/

野村誠ブログ。「みんなのためにやるものは、誰のためにもならない」
http://d.hatena.ne.jp/makotonomura/20101205#p1

「みんなのためではない。でも、みんなに開かれている。」
http://d.hatena.ne.jp/makotonomura/20101211

宮田篤ブログ。「ACDの良い(悪い?)ところをばっちり引き継いでいるなぁ」
http://ochakann.exblog.jp/15135736/

深澤孝史ブログ。「個人的なミュージアムを一件一件つくるとか。。。」
http://fufumi.blog41.fc2.com/blog-entry-297.html


(えぶち)
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野村誠によるACDメンバー紹介
http://d.hatena.ne.jp/makotonomura/20101206

ACDとは?
http://www.makotonomura.net/blog/collaborative-compositions/acdaada-coda-keda/


(えぶち)
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野村:戸頭とか言っていたのも、極端にいえば、団地のここでやったプログラムがサテライトじゃないけど外に出張していくみたいな、団地で考えられて生まれてくるアートをここでちゃんとつくっていく。ここ追い出されちゃうかもしれないし、近くに拠点をもってやり続けられるかもしれないけれど、極端にいったらこの団地を世界的に有名な団地にしてしまうくらいの。そこまで行くには、そこまでの気持ちをもって始めるかどうかだと思うんですよね。さくら苑にしたって、11年僕が行ってますけど、11年行き続けていると、来たことがなくてもさくら苑については有名なんですよね。今福岡でも作品やったりしたし、イギリスでもビデオで見せたりとかしたり、いろんなかたちで、さくら苑に来てないけど、本が出版されて知ってたりとか、いろいろなかたちで、あの有名なさくら苑の樋上さんのわいわい音頭みたいな。あのさくら苑にしてもすごくローカルで、あそこだけで起こっていて、ほかの人たち、ほんの10人くらいのお年寄りがやっているだけのこと。だけどそのことが世界に広がっていく。ものすごくローカルのその人たちだけのこと、非常に個人的なことが、逆に個人的すぎるからこそ一般化されるみたいなことがあると思うので、団地の何号室の人のためのアートみたいなことが、どんだけそれ以外の人に通用していくのかを本気で考えるための場としての取手アートプロジェクト。で、あーだ・こーだ・けーだ。団地の人と一緒に考える「あーだ・こーだ・けーだんち」。

熊倉・えつ:「あーだ・こーだ・けーだんち」。

参加者:「井野スタイル」。「つくばスタイル」というのが定着しているように、井野スタイルみたいなものが出てくれば、それを5月までにつくれば、それはそれなりで成果というか。

野村:追い出されちゃったら、またそこで考えたら良いんですけど、それくらい、「僕たちはちょっとこここに間借りしてるんです」というよりは、井野団地住民であって、井野団地でこそアートをやりたいんだというようなことを本気で考えるというのと、インドネシアにいても、井野団地のことが気になるとか、桜島にいるけど今井野団地どうなってるんやろうとか。

参加者:井野一番にかけつける。

(笑)

野村:四国にいても、井野団地どうなってるんかと、四国から井野団地にアイディアが送られてきたり。

熊倉:ネットがあるからね。「今日の井野一番」みたいな。

野村:大阪にいてもイギリスにいてもどこからでも、井野団地のものすごくローカルなプロジェクトにアクセスできる。本当にここの人のためのプロジェクト。

えつ:私たちの合言葉も、1000人に伝えたかったらまずひとりからという。

野村:そうだね。
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野村:(声をきゅうに大きくして)なんでその個人と、個人をしっかりターゲットをしたらいいんじゃないかという話ですよね。ここに住んでいるa棟の山田さんがどういう企画を欲しているのか、どういうことを考えているのかということに直接ダイレクトに関わって企画を考えた方がいいんじゃないか、と。一般論になってしまうと、一般論すぎて具体的に企画が出てこないと思うので、ここの家は何人家族でこういう構成の、何年生の子がこういうことに興味があって、その子がここにきてやれるようなことは何だろうとか、こういう仕事をしていて、とか。すべての団地に暮らしている人たちが違う背景をもっていることは確かなんだけれど、あくまでもいくつかのケースにしぼって、それをターゲットにするものを出した時に、ほかの家族にもシェアできる内容になるはずだと思うので。

深澤:きょう来ていた男の子の家庭環境とか。うーん。

野村:だからそのなんとかくんをターゲットにしてもいいと思うし。そこでやっていったらいいんじゃないかなあ。5月までのタイムリミットはあるので、半年間でここで何ができるのかということで。でも、もう、極端に言ったら、もうちょっと頑張れば何件かとコンタクトをとるところから立ち上がる井野団地の「あーだ・こーだ・けーだんち」。

(一同笑)

えつ:良いと思います。(拍手)

野村:そんなんでどうですかねぇ。たけし文化センターにだいぶ影響を受けましたが。

深澤:中島さん、こんにちは。さよなら。

(一同笑)

野村:ここに遠くからアーティストが来てたのは良いとして、団地の人がそれよりも少なかったらわかんないですからねぇ。ここのマジョリティは団地の人で、団地の人がたくさんいる中に東京からアーティストがいます、というバランスでいてほしいなぁと。

深澤:団地のための文化センター。

野村:ね。団地のための文化センター。じんじんが来たりするときも華やかになるわけですよね。そういうときにも何か。

深澤:宮田君とかかわりながら展覧会をつくりたい。ぼくが「うんこふみふみたかふみ文化センター」という個展をやった時に、「びぶんかセンター」をしたいという話をした。

宮田:したね。

野村:どの辺の作戦をどううまく詰めていくか。

深澤:微妙な文化。

野村:方向性は良いんじゃないの?関わってくれる人が、協力者がこの団地の中にいるんですか?

熊倉:団地にこだわろうよって言って、どうしようかというところで、すったもんだしたんだけど。もうここ(Tappino)しかなかったから、これまでTAPに関わっていた人たちに連絡をとって、「99キャンペーン」というのをやって1年分の家賃を集めて。拠点にするために考えますと言ったんだけど、いまいちできていない。いろんな案が出ているんだけど、いまいちぱっとしない感じだったんだけれど。…団地はおもしろいので。

野村:おもしろいよね。

参加者:町会の集会所は遊んでる部分がある。有効的に利用するという方向性はないんですかね。

熊倉:みんなが平等に使える…誰かに占有されるというのはだめなので、もう、いろいろな意味で団地は急に、一軒のひとりの子どもから始めて、あるいはみんなで全然違う暮らし方を実験していくまちにしないと、日本中の団地は存在する意味がないので。松戸に常盤平団地という有名な団地があって、緑が多くて、団地ってマンションと違って緑がすごく多いじゃないですか。一番最初に団地の設計をしたときに、例えばコルビジェの弟子が関わったりとかして、新しい日本をつくっていくという社会実験で、仕事のある人しか入れないとか、非常に進歩的な、文化的な人たちが入るとか、1960何年に、首都圏団地年鑑というのが出て、そこではショッピングセンターで商売をする人たちへのマニュアルが書いてあって、まちの住人というのは文化的な人たちだから、文化的な商売をしなくちゃいけないと書いてあったらしい。その後マイホームブームみたいになっちゃったけれども、共有の広場、はらっぱがあるような団地もあったりとかして。

野村:さっきおっしゃった集会所というのはそういう?

参加者:団地は団地内の集会所があって、戸頭だったら戸頭町会の中にそういう集会所というのがあるんですね。それはほうぼうにあるから、来年の5月以降考えるのであれば、そういうのを有効にしていくのも方法なんじゃないか。福祉交流センターみたいなものもあると思うんですけれど。

野村:まず一辺今日の時点では、5月以前のことにしましょうか。僕もあと10分くらいで出て行くので、5月以降のことはまたあとで話していただいて、5月以前はここで。

熊倉:TAP自体も、団地というものにひとつ拠点をもっているという意味を、わかんないけれども、私がいくら言ってもあんまりみんなぴんときていないような気がしていて、ちゃんと考えられていないような気がするんだけど。

金子:傾向として、40年代にここができたときには、ハイソサエティな人たちが入ってきたんですけれども。

えつ:すごくTAPとして今一番必要なものを提示していただいたということで、すっごい嬉しい。

金子:その辺で遊んでいる子はやんちゃな子。

野村:その辺で遊んでいる子たちどどう関わっていくのかとか、極端に言えば、ここを追い出されても、その後も井野団地でプロジェクトが続いていくくらいの素地を残すには、どんだけのことができるのか。

熊倉:基本的には裏側に、ここの半分くらいのところ、そこへ引っ越さないかとURは言っていて、だけど、そこの家賃を払う決意をするには、我々自身が団地おもしろいじゃんともうちょっと本気に思って、関わりつづけるモチベーションを具体的に持たないと、この中で文化的公民館みたいな不特定多数を発想しているからだめなんだと言ってしかりつつ。

→第3幕第4場「『グローバル』ということ」へ
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(参加者のひとりが手を挙げる)

参加者:いいですか。わたし、戸頭に住んでいるんです。戸頭団地(注1)というところがある。ここが来年5月で終わるとしたら、そのあと戸頭でもできるような企画というか、そういうものを将来的には見ていきたいと思っているんです。ここでやった場合、誰が主役かということを考えると、ここに住んでいる人たちが主役になって、そういううちらはサポーターみたいな感じでいけば、それが発展的なものにつながっていくんじゃないですかね。

野村:うん、だからここでやったことと、まったく同じプログラムでないにせよ、ここでできれば、まったく違う団地でもまた違うバージョンでできると思う。

参加者:たとえば、天才バカボンで、えーとなんだっけ、「これでいいのだ」とかあるじゃないですか。だからね、「これでいいのだ団地」とかね。

(一同笑)

参加者:戸頭だったら歌に「ほんとかしらとがしら」っていうのがあるんです。

(一同笑)

参加者:そういうおやじギャグが入れば、だれでも身に入ってくるような、ポピュラーなものをやっていけばけっこうおもしろいというか、そこから普段なかなか敷居が高い感じでも入っていけるのではないか。たとえば、お年寄りが好きな写真展とか、花とか、いわゆるその文化祭的なものにアートが踏みこんでいく。やったらいいんじゃないですか。

野村:やったらいいんじゃないですか?

金子:戸頭の終末処理場(注2)には行かれましたか?

参加者:あ、行ったと思いますよ。あの、公園でアートみたいなやつ(注3)。結構取手って公園が多くて、公園をちょっとアーティスティックな部分でやればおもいろいなと思いますよ。あとふれあい道路の街路樹が夏はぼうぼうなんですけど、あれもアーティスティックに手を加えれば、クリスマスシーズンとかイルミネーションにすれば、結構おもしろいものが、私はまあ取手に住んでいるんで、結構そういう掘り出し物があるので、それをアーティストの力を借りていけば、かなり良いところまで行けるんじゃないかと思っているんです。

野村:だから、それに向けてのプロローグとしても、ここで何ができるかということをまずやって、5月に追い出されたあとに次どうするかっていうのはあると思うんですけど。

伏里:それは、ここに住んでいる人のアーティスティックな部分を抜き出していかないと、先につながっていかないと思うんですよね。わたし見る人、あっちはやる人という感じじゃなくて、みんな個人にもアーティスティックな部分があると思うんです。


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注1:「戸頭団地」...取手市の西側に位置する団地。昭和50年に建設。
注2:「終末処理場」...戸頭地区にある現在使われていない汚水処理施設。TAP2006ヤノベケンジプロデュース「仕掛けられた終末処理場」の会場となり、エアレーションタンクが展示室となった。
注3:「公園でアートみたいなやつ」...宮ノ前ふれあい公園は、TAP2006藤本由紀夫《GARDEN(MIYANOMAE)》の会場となった。

→第3幕第3場「『ローカル』ということ」へ
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(遠くにいるメンバーとスカイプがつながる)

長津:中島さんがつながりましたー。

野村:(パソコンのスカイプの画面を覗き込みながら)もしもしー。ってか、見えないよ。

長津:あ、音声だけなんです。

野村:音声のみ?

えつ:山中さん?誰?

長津:マイクじゃないと通らない。

むっき:マイクじゃないと通らないそうです。はいだれかマイクで話す人…!

野村:はい。

むっき:(野村にマイクを渡しながら)はい。

野村:(マイクを受け取って)もしもし。

中島:もしもーし中島ですー。

野村:あー野村です。(壁に設置されているスピーカーを見ながら)めっちゃスピーカーから聞こえますねー。

むっき:(スピーカーを指さしながら)そこのスピーカー。

野村:あの、えーっと、いま、だいたいいろいろトークしてたんですけど、ここのTappinoっていうところが、井野団地っていう団地の中にあるんですよ。

宮田:(思いたったように)(注1)を描こう。

野村:絵を描いても見えないんだよ。

むっき:見えない。

野村:そこで、この、あの、取手市全体のことは忘れて、

中島:はい。

野村:井野団地に特化したプロジェクトを、このTappinoだけでやりましょうというのが、今のところの話です。で、井野団地に特化したプロジェクトをやるんだけど、まあ、ぼくらというか、取手にはなかなかこれないですよね、遠くにいる人たちや私も含めて。遠くにいる人たちとシェアできるような仕組みを考えつつ、井野団地に特化しためちゃくちゃローカルかつグローバルなプロジェクトをやりましょうという、コンセプトとしてはコンセプト。要するに、井野団地以外の人を、関わっていいんですけど、ターゲットは井野団地にいる人たちっていうふうにしぼる。それで、どういうふうにパブリシティをかけたり、どういうプロジェクトをやったりしたらいいかそのことをターゲットを井野団地にしぼりながら、めちゃくちゃ遠距離の人たちとシェアしていきながら進めるという、 ローカルかつグローバルなプロジェクトで、じゃあ何をしましょうかというところまで来たところですね。

中島:わかりました。ありがとうございます。

(マイクが野村から長津に渡る)

長津:えっと、あ、長津です。で、いま、Tappinoは事務所にしている場所なんですけど、井野団地という団地の中にあるところで、建築家にリノベーションしてもらってけっこうきれいになってるんですけど、もと銀行で、でも今のところあと5カ月で出て行かないといけない事情もあって、何かできたら良いなと思っていて。

(マイクを江渕に向ける)

江渕:あ、えーと、江渕です。

中島:どうも。とりあえず、ローカル、かつグローバルな何かなんですね。さきほど野村さんから詳しく聞きました。なんとなく輪郭はつかみました。

江渕:おしずはACDの今年の関わるかどうかっていうのをどうも悩んでいたみたいだけど。

中島:え、別に悩んでない。

江渕:「出るかどうかもわからない」みたいなこと。

中島:わかれへんけど単純にその、予定が合うかどうかわかれへんくて、気はあります。参加を迷ってはいないです。行けるかどうかの。

江渕:お。来られるかどうかわからないけれど、妄想で作品をつくるとかつくらないとか。どうしましょうね。

中島:もっと時間がほしい。

江渕:もっと時間がほしい。

野村:だからねぇ、もっと、さらに言うとね、井野団地プロジェクトなんですけど、さっき深澤くんからたけし文化センターの話を聞いたんですが、井野団地の人と言ってもたくさん住んでるじゃないですか。で、そのたくさん住んでたらもうわからないから、5人くらいで良い、1人でも良いですよ。井野団地の誰だれさんとか特化してしまったほうが良いんじゃないかな。たとえば井野団地のa棟の誰だれさんとb棟の誰だれさんとc棟の誰だれさんとd棟の誰だれさんに、楽しんでもらうにはどういうプロジェクトをやればいいか、というように、ターゲットを4人くらいに絞る。

中島:うん、そのほうがいいかもしれないですね。

野村:その人たちに、ここを楽しんでもらうためにはどういうプロジェクトを立ち上げたらいいかみたいな、たとえばもう、宮田君とa棟の誰だれさんと企画を立てるくらいのところでやって、それをやればほかの団地に住んでいる人たちにも興味にも触れるはずで、ほかの市民の人たちにもつながるはずなので、もういっそのことひとりとかふたりとかをターゲットにして、団地一般論をやめてしまったほうが良いのかも。で、そしたらもう具体的に、団地にコンタクトのある誰さん誰さん誰さんと、直接話すとこから始めるみたいな感じで、そしたらもう宮田君となんとかさんが話すだけから、こういうことがやれたらいいね、と考えるとか。長津君と誰かが、話すとか。


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注1:「絵」...ライブ書記の絵や文字がプロジェクターで投影される。


→第3幕第2場「取手市のもうひとつの団地―戸頭団地」へ
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■「アートのある団地」と「半農半芸」

川本:えーと、私が担当しているのは、3月にきむらとしろうじんじん(注1)さんという、独自の野点をやる方をお呼びして、で、その、野点をつくるまでのプロセスを運営スタッフとして団地の人に入ってもらって、いま自治会の人がメインで入ってもらってるんですけど、一緒につくりあげるまでのプロセスを体験して、っていうのを私は担当しています。

長津:…えーと、今年は、野村さんにはすでに一度ご説明した気がするんですけど、TAPの活動として、オフィスがNPO化したというのもあって、企画をイベント型で3月に単年度で終わる従来のものではなく、長期的に腰を据えて何をやっていくか考えていくというのがあって、その中で2本柱があって、そのうちの1つが「アートのある団地」(注2)という枠組みで、

野村:あ、そうなんだ。もう忘れてました。

長津:と、もう一つは、椿昇さんのプロジェクト(注3)に代表される「半農半芸」(注4)というプロジェクトがあるんです。で、団地の中でということから、この場所を拠点に、ということで、ひろく「アートのある団地」という概念をとらえようとしているんですけど、ACDはどっちかというと、ここが拠点で、市内のいろんなところとか、昨日、今日の話だと、日本各地、インドネシアまで広げていくような…

(プロジェクターでは、深澤によって、寂しげな草原に2本の柱が建てられている絵が描かれている。お客さんが笑いだす)


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長津:…ことっていうか、ここはただの拠点というイメージっていうのもあったんですが。この場所でやるというのはすごく…

熊倉:(画面の絵を見て)500年後の取手…!はっはっはっはっ(大爆笑)

(一同ざわつく)

野村:ぜんぶここでやったほうがいいと思いますよ。全部ここでやって、あのー、

長津:(画面に気をとられて)500年後…!

(一同大爆笑)

野村:(話を続けようとして)で。

熊倉:(まだ画面を見ながら)いいんだよ、遺跡になってる。

■最終回 売りつくしセール

野村:…その、言っていることが逆ですけど、「何をするかわかりません」ということじゃなくて、「こういうことをしますから」ということを発信していかないと、団地の人たちにとっても、ここにアクセスできないですよね。だからその、ACDで「ACDパーティーやります」みたいなことでは、何だかわからないので。逆に言うと、看板をわかりやすくかけて、「ここは蕎麦やってます」とか何かやってますと言って、出てきた変なメニューっていうことはあるけれど、団地の人たちに来てもらうためのプログラムっていうのは、何か考えていく必要はあるんじゃないかなあ。だから要するに、看板をちゃんとかける。実際に看板建てるわけじゃないけど。看板をたてることは大切だと思うんです。だって、「微分帖」って言われてもたぶんわからないけれど、やる内容は微分帖でいいと思うんです。たとえば。たとえばですよ。微分帖をやるけれども、どんな看板を立てたら来てくれるかなっていうようなね。そういう看板を立てて、なんか、うまく団地の人たちと関われたらいいなあっていう感じはしますね。ここで関わっていくと、関わっているうちに、あそこに来ると他の世界とここがつながっていくんだということは、関わってくればいろんな人たちがわかる、体験できると思うんですけど、でもその大きな一歩っていうか、ラウンジとしてここ休憩できるんだ、というのは、ラウンジだっていうことがあるから来るわけですよね。あ、あそこで休憩できるんだ、ダンスサークルのあとに寄ってお茶でもしようとか。だから、そういう看板ですかねぇ。「ACDの日」ではちょっと。「今日はACDの日ですよ、来ませんか」と言われてもちょっと、何だかわからないかなあ。

宮田:あそこ使える、ここ使えるも資源だけど、ここ実はもう来年、あと5カ月くらいです、とか、これここまでですとかっていうマイナスっていうか、「期限」も、「資源」っていうかねぇ。使いようだから。
そういうのも知ってるといいかなあと思いましたね。ここもったいないしね。5月に終わっちゃったら。いろいろ使いたいですね。

野村:もう、ねぇ、なんか、閉店まじか売りつくし大セール!みたいな(笑)。もう間もなく閉店、Tappino売りつくし、次は今日は微分帖安いよ~、じゃないけど、なんかこう、もう、大安売りみたいな。

むっき:きゃはははは。

野村:100本ノックじゃないけど、大安売り大セールみたいなのやったらいいんじゃないですか。

長津:明日はいないよー、みたいな。

野村:「もう、もう、もう今日限りだよー」みたいな。宮田篤Tappino来るの最終回!深澤孝史最終回!なんとか最終回!だから今日野村誠Tappinoに来る最終回って言ってた方がよかったかもねぇ。もう今日で来ませんよ、みたいな。

むっき:いろいろ最終回。

宮田:なんかそのラウンジに今来ている人達は、来年はないですよ、ということをまったく知らない?

えつ:知らないと思う。

宮田:あれ、あそこいつの間に、っていうのはさびしいかもね。次どこに行くんだろう。キャラバンみたいに連れていけたらいいけど。

野村:で、まぁ、その、具体的に、まあなんか、どうしましょうっていうことをそんなに言ってないんですけどね。まぁ、あとはみなさん考えといてね~、っていう。なんかちょっとあれば、みんな、紙に書いて渡す(注5)のはもうなくなっちゃったんですかねぇ。直接でもいいんですけど。どうしましょうか。ちょっともうこれくらい話したし、そっちのほう生きながら、お菓子つまみながら、だいたいのあれはとれたから、もうマイク取って。どうですかねぇ。

(移動。がたがたとイスを動かす音)


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注1:「きむらとしろうじんじん」...TAP2010ゲストアーティスト。2011年3月に「野点in取手+Takibino」を取手井野団地にて実施。
注2:「アートのある団地」...取手アートプロジェクトのコアプログラムテーマのひとつ。詳しくはこちらを参照。
注3:「椿昇さんのプロジェクト」...「半農半芸×RADIKAL CARBON 2011」
注4:「半農半芸」...取手アートプロジェクトのコアプログラムテーマのひとつ。詳しくはこちらを参照。
注5:「紙に書いて渡す」...この日のトークでおこなった、来場者が質問用紙に質問やコメントを書いて「お絵かきブース」のライブ書記係に渡し、画面に投影する仕組み。


→第3幕第1場「遠くにいる人と現状を共有する」へ
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