ひとつ目は、取手アートプロジェクトの拠点、Tappinoをご紹介します。

資源名称:Tappino
フリガナ:タッピーノ
所在地:取手市井野団地3-21
アクセス:JR常磐線「取手」駅徒歩15分又はバス5分徒歩1分

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概要:TAPの事務所兼イベントスペース。トーク、ワークショップ、コンサート、上映会、企画ミーティング等に利用されてきた。火・金・土・日はラウンジとしてオープンしている。
Tappinoの名前は、「TAP」と「井野(INO)」を足して「TAPINO」としたことから由来しているとみられ、TAP2008のスタッフTシャツに「TAPINO」が使われ、「タッピーノTシャツ」と呼んでいたり、「取手蛍輪」出場チーム名として用いられた。そして、みかんぐみの作品名として《Cafe Tappino》と命名された。

設備:メイン(イベント・ラウンジ)スペース(61平方メートル)、事務所スペース、和室、シャワールーム、トイレ(洋式)、キッチン、団地のジオラマテーブル、カウンター

歩み:銀行の出張所として使用されたのち、数年間空き店舗となる。2008年に取手アートプロジェクト2008「―電気・ガス・水道・アート完備」開催時に建築家ユニットみかんぐみにより《Cafe Tappino》としてリノベーション。2009年6月より、TAP事務所として使用。

使用方法:TAPスタッフまでご連絡ください。
情報提供者:TAP
更新日:2010年12月23日(木)

※追加情報は随時アップいたします。
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2006年当時アトリエとして使わせてもらった蕎麦屋がうどん屋になっていました。
あまりに当時のままだったので、うっかり私物化しそうになりました。
なごむ…。何時間滞在したでしょう。

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作りかけのまま完成していない2006年の記録集をチェックする宮田篤。
ここで良い案が出るも、翌日また違う方向へ。。相変わらずあーだこーだしていますが、さすがにあれから4年間もあーだこーだしてきたので、かなりよく練られているみたいですよ。結局、「今までの方針で行きましょう」ですって。…さあ誰がやるんだ。

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この日、再会をしてまず最初に話し合ったことは「ACDでつらかったこと」…って。いきなりなんというテーマ。
それぞれの立場から意見しました。当時、誰も全貌を見ることはなかったのです。
アーティストよりも当時のスタッフの方が人数多く出席していたため、スタッフ目線のトークがはじける。予算のことが大半。ヤノベケンジ氏のプロジェクトが予想外に巨大化し、野村誠氏のプロジェクト(ACD)は、プロジェクトそのものが予想外だったため、スタッフは大変だったようです。

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宿泊先のE邸で彼らのコラボ「らくがっき」を披露する野村誠と宮田篤。

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合宿しているの図。寝る直前まで、あーだこーだ言っていました。
全国各地に散らばって来られないメンバーに、片っ端から電話をかけて話したりしました。

翌日12/5の野村誠トークの様子と、ACDのこれからは、以下を見てみてね。

TAP2010ブログ(写真があがってます)
http://blog.toride-ap.gr.jp/none/2010/1207-2794/

野村誠ブログ。「みんなのためにやるものは、誰のためにもならない」
http://d.hatena.ne.jp/makotonomura/20101205#p1

「みんなのためではない。でも、みんなに開かれている。」
http://d.hatena.ne.jp/makotonomura/20101211

宮田篤ブログ。「ACDの良い(悪い?)ところをばっちり引き継いでいるなぁ」
http://ochakann.exblog.jp/15135736/

深澤孝史ブログ。「個人的なミュージアムを一件一件つくるとか。。。」
http://fufumi.blog41.fc2.com/blog-entry-297.html


(えぶち)
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# by acdparty | 2010-12-09 22:35 | TAP2010-2011
野村誠によるACDメンバー紹介
http://d.hatena.ne.jp/makotonomura/20101206

ACDとは?
http://www.makotonomura.net/blog/collaborative-compositions/acdaada-coda-keda/


(えぶち)
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野村:戸頭とか言っていたのも、極端にいえば、団地のここでやったプログラムがサテライトじゃないけど外に出張していくみたいな、団地で考えられて生まれてくるアートをここでちゃんとつくっていく。ここ追い出されちゃうかもしれないし、近くに拠点をもってやり続けられるかもしれないけれど、極端にいったらこの団地を世界的に有名な団地にしてしまうくらいの。そこまで行くには、そこまでの気持ちをもって始めるかどうかだと思うんですよね。さくら苑にしたって、11年僕が行ってますけど、11年行き続けていると、来たことがなくてもさくら苑については有名なんですよね。今福岡でも作品やったりしたし、イギリスでもビデオで見せたりとかしたり、いろんなかたちで、さくら苑に来てないけど、本が出版されて知ってたりとか、いろいろなかたちで、あの有名なさくら苑の樋上さんのわいわい音頭みたいな。あのさくら苑にしてもすごくローカルで、あそこだけで起こっていて、ほかの人たち、ほんの10人くらいのお年寄りがやっているだけのこと。だけどそのことが世界に広がっていく。ものすごくローカルのその人たちだけのこと、非常に個人的なことが、逆に個人的すぎるからこそ一般化されるみたいなことがあると思うので、団地の何号室の人のためのアートみたいなことが、どんだけそれ以外の人に通用していくのかを本気で考えるための場としての取手アートプロジェクト。で、あーだ・こーだ・けーだ。団地の人と一緒に考える「あーだ・こーだ・けーだんち」。

熊倉・えつ:「あーだ・こーだ・けーだんち」。

参加者:「井野スタイル」。「つくばスタイル」というのが定着しているように、井野スタイルみたいなものが出てくれば、それを5月までにつくれば、それはそれなりで成果というか。

野村:追い出されちゃったら、またそこで考えたら良いんですけど、それくらい、「僕たちはちょっとこここに間借りしてるんです」というよりは、井野団地住民であって、井野団地でこそアートをやりたいんだというようなことを本気で考えるというのと、インドネシアにいても、井野団地のことが気になるとか、桜島にいるけど今井野団地どうなってるんやろうとか。

参加者:井野一番にかけつける。

(笑)

野村:四国にいても、井野団地どうなってるんかと、四国から井野団地にアイディアが送られてきたり。

熊倉:ネットがあるからね。「今日の井野一番」みたいな。

野村:大阪にいてもイギリスにいてもどこからでも、井野団地のものすごくローカルなプロジェクトにアクセスできる。本当にここの人のためのプロジェクト。

えつ:私たちの合言葉も、1000人に伝えたかったらまずひとりからという。

野村:そうだね。
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# by acdparty | 2010-12-05 16:25 | ACDトーク
野村:(声をきゅうに大きくして)なんでその個人と、個人をしっかりターゲットをしたらいいんじゃないかという話ですよね。ここに住んでいるa棟の山田さんがどういう企画を欲しているのか、どういうことを考えているのかということに直接ダイレクトに関わって企画を考えた方がいいんじゃないか、と。一般論になってしまうと、一般論すぎて具体的に企画が出てこないと思うので、ここの家は何人家族でこういう構成の、何年生の子がこういうことに興味があって、その子がここにきてやれるようなことは何だろうとか、こういう仕事をしていて、とか。すべての団地に暮らしている人たちが違う背景をもっていることは確かなんだけれど、あくまでもいくつかのケースにしぼって、それをターゲットにするものを出した時に、ほかの家族にもシェアできる内容になるはずだと思うので。

深澤:きょう来ていた男の子の家庭環境とか。うーん。

野村:だからそのなんとかくんをターゲットにしてもいいと思うし。そこでやっていったらいいんじゃないかなあ。5月までのタイムリミットはあるので、半年間でここで何ができるのかということで。でも、もう、極端に言ったら、もうちょっと頑張れば何件かとコンタクトをとるところから立ち上がる井野団地の「あーだ・こーだ・けーだんち」。

(一同笑)

えつ:良いと思います。(拍手)

野村:そんなんでどうですかねぇ。たけし文化センターにだいぶ影響を受けましたが。

深澤:中島さん、こんにちは。さよなら。

(一同笑)

野村:ここに遠くからアーティストが来てたのは良いとして、団地の人がそれよりも少なかったらわかんないですからねぇ。ここのマジョリティは団地の人で、団地の人がたくさんいる中に東京からアーティストがいます、というバランスでいてほしいなぁと。

深澤:団地のための文化センター。

野村:ね。団地のための文化センター。じんじんが来たりするときも華やかになるわけですよね。そういうときにも何か。

深澤:宮田君とかかわりながら展覧会をつくりたい。ぼくが「うんこふみふみたかふみ文化センター」という個展をやった時に、「びぶんかセンター」をしたいという話をした。

宮田:したね。

野村:どの辺の作戦をどううまく詰めていくか。

深澤:微妙な文化。

野村:方向性は良いんじゃないの?関わってくれる人が、協力者がこの団地の中にいるんですか?

熊倉:団地にこだわろうよって言って、どうしようかというところで、すったもんだしたんだけど。もうここ(Tappino)しかなかったから、これまでTAPに関わっていた人たちに連絡をとって、「99キャンペーン」というのをやって1年分の家賃を集めて。拠点にするために考えますと言ったんだけど、いまいちできていない。いろんな案が出ているんだけど、いまいちぱっとしない感じだったんだけれど。…団地はおもしろいので。

野村:おもしろいよね。

参加者:町会の集会所は遊んでる部分がある。有効的に利用するという方向性はないんですかね。

熊倉:みんなが平等に使える…誰かに占有されるというのはだめなので、もう、いろいろな意味で団地は急に、一軒のひとりの子どもから始めて、あるいはみんなで全然違う暮らし方を実験していくまちにしないと、日本中の団地は存在する意味がないので。松戸に常盤平団地という有名な団地があって、緑が多くて、団地ってマンションと違って緑がすごく多いじゃないですか。一番最初に団地の設計をしたときに、例えばコルビジェの弟子が関わったりとかして、新しい日本をつくっていくという社会実験で、仕事のある人しか入れないとか、非常に進歩的な、文化的な人たちが入るとか、1960何年に、首都圏団地年鑑というのが出て、そこではショッピングセンターで商売をする人たちへのマニュアルが書いてあって、まちの住人というのは文化的な人たちだから、文化的な商売をしなくちゃいけないと書いてあったらしい。その後マイホームブームみたいになっちゃったけれども、共有の広場、はらっぱがあるような団地もあったりとかして。

野村:さっきおっしゃった集会所というのはそういう?

参加者:団地は団地内の集会所があって、戸頭だったら戸頭町会の中にそういう集会所というのがあるんですね。それはほうぼうにあるから、来年の5月以降考えるのであれば、そういうのを有効にしていくのも方法なんじゃないか。福祉交流センターみたいなものもあると思うんですけれど。

野村:まず一辺今日の時点では、5月以前のことにしましょうか。僕もあと10分くらいで出て行くので、5月以降のことはまたあとで話していただいて、5月以前はここで。

熊倉:TAP自体も、団地というものにひとつ拠点をもっているという意味を、わかんないけれども、私がいくら言ってもあんまりみんなぴんときていないような気がしていて、ちゃんと考えられていないような気がするんだけど。

金子:傾向として、40年代にここができたときには、ハイソサエティな人たちが入ってきたんですけれども。

えつ:すごくTAPとして今一番必要なものを提示していただいたということで、すっごい嬉しい。

金子:その辺で遊んでいる子はやんちゃな子。

野村:その辺で遊んでいる子たちどどう関わっていくのかとか、極端に言えば、ここを追い出されても、その後も井野団地でプロジェクトが続いていくくらいの素地を残すには、どんだけのことができるのか。

熊倉:基本的には裏側に、ここの半分くらいのところ、そこへ引っ越さないかとURは言っていて、だけど、そこの家賃を払う決意をするには、我々自身が団地おもしろいじゃんともうちょっと本気に思って、関わりつづけるモチベーションを具体的に持たないと、この中で文化的公民館みたいな不特定多数を発想しているからだめなんだと言ってしかりつつ。

→第3幕第4場「『グローバル』ということ」へ
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# by acdparty | 2010-12-05 16:24 | ACDトーク
(参加者のひとりが手を挙げる)

参加者:いいですか。わたし、戸頭に住んでいるんです。戸頭団地(注1)というところがある。ここが来年5月で終わるとしたら、そのあと戸頭でもできるような企画というか、そういうものを将来的には見ていきたいと思っているんです。ここでやった場合、誰が主役かということを考えると、ここに住んでいる人たちが主役になって、そういううちらはサポーターみたいな感じでいけば、それが発展的なものにつながっていくんじゃないですかね。

野村:うん、だからここでやったことと、まったく同じプログラムでないにせよ、ここでできれば、まったく違う団地でもまた違うバージョンでできると思う。

参加者:たとえば、天才バカボンで、えーとなんだっけ、「これでいいのだ」とかあるじゃないですか。だからね、「これでいいのだ団地」とかね。

(一同笑)

参加者:戸頭だったら歌に「ほんとかしらとがしら」っていうのがあるんです。

(一同笑)

参加者:そういうおやじギャグが入れば、だれでも身に入ってくるような、ポピュラーなものをやっていけばけっこうおもしろいというか、そこから普段なかなか敷居が高い感じでも入っていけるのではないか。たとえば、お年寄りが好きな写真展とか、花とか、いわゆるその文化祭的なものにアートが踏みこんでいく。やったらいいんじゃないですか。

野村:やったらいいんじゃないですか?

金子:戸頭の終末処理場(注2)には行かれましたか?

参加者:あ、行ったと思いますよ。あの、公園でアートみたいなやつ(注3)。結構取手って公園が多くて、公園をちょっとアーティスティックな部分でやればおもいろいなと思いますよ。あとふれあい道路の街路樹が夏はぼうぼうなんですけど、あれもアーティスティックに手を加えれば、クリスマスシーズンとかイルミネーションにすれば、結構おもしろいものが、私はまあ取手に住んでいるんで、結構そういう掘り出し物があるので、それをアーティストの力を借りていけば、かなり良いところまで行けるんじゃないかと思っているんです。

野村:だから、それに向けてのプロローグとしても、ここで何ができるかということをまずやって、5月に追い出されたあとに次どうするかっていうのはあると思うんですけど。

伏里:それは、ここに住んでいる人のアーティスティックな部分を抜き出していかないと、先につながっていかないと思うんですよね。わたし見る人、あっちはやる人という感じじゃなくて、みんな個人にもアーティスティックな部分があると思うんです。


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注1:「戸頭団地」...取手市の西側に位置する団地。昭和50年に建設。
注2:「終末処理場」...戸頭地区にある現在使われていない汚水処理施設。TAP2006ヤノベケンジプロデュース「仕掛けられた終末処理場」の会場となり、エアレーションタンクが展示室となった。
注3:「公園でアートみたいなやつ」...宮ノ前ふれあい公園は、TAP2006藤本由紀夫《GARDEN(MIYANOMAE)》の会場となった。

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# by acdparty | 2010-12-05 16:23 | ACDトーク
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